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Kie Takeda

感じる力、内観力を高めること

【 感じる力、内観力を高めること 】 今日も方南カルチャーでいやしのヨガでした。やっぱり1時間半の対面でのクラスは心身ともにほぐれます。  東京は感染者数だけ見ているとかなり多くなっていますが、消毒、換気、スペース確保をしてクラスを開催していますので、安心してご参加ください。  今日のクラスもテーマはゆるめることでしたが、「立つ」ことをじっくり味わっていきました。  私は、ヨガでは、感じる力を高めること、内観力を高めることが大切だと思っているので、「立つ」だけであっても、今自分の感覚はどうか?また、整えたあとに立った感覚はどうか?毎回確認するようにしています。  これは、施術をするようになり、さらに、整体師の養成講座のスタッフを経験して、実感したことなのですが、「人はそんなにたくさんの感覚を一度に味わうことはできない」のです。  感覚を味わうことに慣れているであろうヨガの先生であってもです。  動禅式ひびき療法では、人の身体の微細なひびき=振動を感知し、それが全身に伝わるように骨を振動させ、全身をひびかせます。  「揺れ」というのはゆるみ、くつろぐための鍵でもあり、癒しの極意です。それが細かければ細かいほど、末端までよく伝わります。  だけど、この細かい振動を手で感じるようになるまで。手で再現できるようになるまでには、やはりやり続けることしか近道がありませんでした。  整体の養成講座は、あるいみ、ヨガのクラスよりも明確に、効いているか効いていないかがハッキリと出てしまいます。  効いていれば、あたたまるし、気持ちよくなるし、ゆるむし、よく揺れます。だけど、効かなければ、あたたまらないし、気持ちよくないし、ゆるまないし、よく揺れないのです。  どんなに器用な人であっても、養成講座の間に、なにもしてこなかった人は、手技に出てしまう。  習い方は、人それぞれですから、やってこないことに対して何か言ったりはしませんが、  続けてきた方は、すぐわかります。 施術者本人が、手が温かい。冷え性だった方も冷え性なんてどこかに行ってしまう。  そして、人の身体を、「手のひらで感じ取れるようになります。」  骨のちょっとした硬さの違い、筋肉のはりかた、凝りかた、緩み方。それは主観をできるだけはずし、ただ、事実を、相手を、感じることでもあります。  永井先生は身体を虚実で表して、最大虚と最大実を見つけ、その最大実が骨でした。 骨をひびかせると本当に身体は面白いほど変化します。  と、いうように、手のひらで感じることひとつにしても、こんなに日々の積み重ねが必要だとしたら。  身体全身だったらどうでしょう。  手はただでさえ、感覚が発達した部位で、感じやすい部分です。  感じ取る部分が、背中だったら?肩だったら??  そう考えていくと、私はやっぱり、アーサナを連続的に行なったり、フローとして行うのは、身体を微細に感じるという点では、無理があると思います。  たしかに、流したポーズのあとにやってくる心地よさも分かるし、目的がはっきりしているのなら良いでしょう。  でも、ヨガの本来のゴールは、心。  心と身体はつねに変化し続け、全く同じ日は一日もありません。  一生付き合う心と身体ならば、よく知り、その変化を味わえるようになりたい。  だから、私はひとつのアーサナ(ポーズ)をして、くつろぎを繰り返すことを大事にするし、一見地味に見える、ただ立つことや、座ることの中での身体の微細な変化を味わうことに重きを置いています。  

きえ/KiiYOGA(@kiiyoga)がシェアした投稿 – 2020年 7月月9日午前7時25分PDT

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